2018年1月18日(木)開催予定
【株式会社こころね 代表取締役】やらないといけないことをやり続ける。こころねが描く精神福祉の形
2018年1回目、新春のモシエノ大學、第43回目の講師は株式会社こころね代表取締役の中條央崇さんです。
酒田第四中学校、酒田東高校を卒業後、岩手県立大学社会福祉学部に進みます。中高のころから、保健師の母の職場に付いていく形で、知的障害 施設などに足を運び、その頃から、「優しさや相談対応が求められる仕事が向いているのではないか」と感じ始めます。
大学在学中にもその思いは徐々に強くなり、卒業後、東京の老人ホームを運営する会社に入社します。その後、地元酒田にUターン。地元山形での 特別養護老人ホームでの勤務を経て、効率ではなく1人1人にケアが行き届く施設を作りたい気持ちが高まり、2015年の7月に株式会社こころねを 立ち上げます。
精神疾患を患い、退院した患者さんが社会に復帰するまでのプロセスをケアすることを専門的に行っている施設は他にはなく、注目を集めます。これまで退院することが出来なかった患者さんが、くじらをきっかけに沢山社会に戻り始めます。現在、多機能型事業所くじらの他、相談支援センターくじらの運営、利用者さんの身元引受としてアパートを契約したり、中條さんの仕事は多岐に渡ります。
福祉系の仕事のやりがいは「意味が分かりやすいこと」だと中條さんは笑います。
自分では動けなくなったお年寄りが動けるように手伝うのは、圧倒的に「必要なこと」だし、わかりやすい。そんな中だからこそ、見つけられる、与えられるやりがいもあるはずに違いありません。こころねを始めと する沢山の福祉施設が積極的に若年層を雇用している理由もこの辺りにあるのかもしれません。
今後は、くじらよりも軽い症状の患者さんの就職支援、重い症状の患者さんのためのグループホームなど、患者さんのステップに合わせた支援を 目指します。精神障害を持つ方が、それぞれの形で社会と関わっていけるように。社会に必要なものを「やらないといけない」と感じて動き続ける、 中條さんの話から、福祉業について考える一夜です。ぜひお越しください。
■日時
8月17日(木)
18:30時開場 19時00分開演
■会場
酒田MUSIC FACTORY
〒998-0832 山形県酒田市相生町2-1-6
酒田駅から真っ直ぐ道なりに進み、左手に山形銀行のある
■イベントURL
https://www.facebook.com/events/511733209226183/
■料金
¥500
■お問い合わせ
酒田MUSIC FACTORY(松浦)
0234-24-8502
0234-22-2705のどちらか