酒田市モシエノ大学

イベントレポート

【第65回モシエノ大学レポート(登壇者:はんどれい 専務取締役 さとうたかやさん)】「アイデンティティ」

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【第65回モシエノ大学レポート(登壇者:はんどれい 専務取締役 さとうたかやさん)

65回モシエノ大學の講師は、鶴岡市のデザイン会社「はんどれい株式会社」の専務取締役、さとうたかやさんでした。

たかやさんの生い立ちから、デザインを仕事にするまでのターニングポイント、そして何よりデザインと地域に対する想いなど、深く幅広いお話を伺うことが出来ました。

鶴岡市三瀬出身のたかやさん。お兄さんが一人の末っ子次男として育ちます。三瀬小で児童会長、豊浦中学校では生徒会長と、友達の中心に立ち、ユーモアをクリエイトする少年時代を過ごしました。その後、鶴岡南高等学校に進学。入学してすぐのテストで全学年243人中16番を取り「鶴南も余裕だな」と手応えを感じます。しかしながら、完全に油断して挑んだ1学期中間テストの結果は、243人中241番。たかやさん曰く、一度下がると上昇が非常に難しい環境が鶴南。240番スレスレを横ばいに過ごす高校時代が始まります。

一方、両親は たかやさんが生まれた1984年にはんどれい株式会社を創業。今年で35周年になりましあ。「子供の頃、親は明け方に帰ってきて、8時には家を出ていく生活で、実質、じいちゃんばあちゃんに育てられました」とたかやさん。ときに「はんどれいの社員」の方が「保護者」として運動会などの学校行事に来てくれることもあったとたかやさんは笑います。

中高時代から、たかやさんは両親に連れられ、日本グラフィックデザイン協会(JACDA)などの催しに参加していました。そのような環境から自然と「デザイン」を身近に感じて育っていきます。その中で、徐々に「デザイナー」という仕事や「美大進学」への関心を高めていきました。

高校卒業後は、新潟の長岡造形大学に進学。グラフィックデザインを学び始めます。大学卒業と同時に上京。東京のデザイン事務所に勤め始めました。休みも過酷な環境の中で、たかやさんはひたすら仕事に打ち込みました。

ちょうどその頃、はんどれい株式会社はデザイナーの退職などもあり、社員が少ない時期でした。「一度庄内に戻って来ないか?」両親からのこの言葉で、一2009年にUターンします。昼ははんどれいでデザインをし、 夜は会社が運営していたカフェ「RIDEA」にて働きました。

初めは「とりあえず二年間働いてみよう」、そんな気持ちだったとたかやさんは話します。東京で現場を経験した自負もあり、自信満々で挑んだはんどれいの仕事でしたが、ことごとく自分のデザインが地元クライアントから不採用になってしまいました。同時に両親を含む、はんどれいのスタッフたちの仕事ぶりに衝撃を受けることになります。

そのような状況が1年ほど続きました。自分のデザインに想い悩んでいた時期、鶴岡青年会議所から「赤川花火大会のポスターデザインをやってみないか?」と声を掛けられます。それをきっかけにたかやさんは鶴岡青年会議所へ入会しました。社内外での活動を通して、鶴岡庄内における人との繋がりが徐々に生まれ、また、その繋がりがデザインの仕事を呼び込んだり。たかやさんが庄内に永住しようと決めたきっかけは、庄内での仕事と生活に意味をもたらしてくれた、周りの人たちとの繋がりでした。

デザインをディレクションする上で、大事なことは「企業やプロジェクトの内側にいること。」とたかやさんは語ります。深くクライアントのことを理解し、○○社のデザイン部門という立場に立つことを意識しています。その上で、課題や目的に対してどうアプローチするかを深く突き詰め、デザインで最大限の効果に挑み続けることに挑戦しています。

はんどれいの仕事は庄内地域の仕事が大半。印刷も庄内地域の印刷屋を使い、地域に寄り添い、庄内そのものを発展させようするスタンスは、創業以来ずっと貫き続けているものです。会場ではこれまではんどれいがデザインした数々のロゴやパッケージデザインを説明付きでお話して頂きました。よくテレビや広告で目にしていたデザインが沢山ある事に驚きます。デザインひとつひとつに宿る、ドラマチックなストーリーを聞かせていただきました。

また、今年からたかやさん主導で年2回「はんどれいデザインパーク」というイベントを開催しています。通常ディレクションやブランディング等の話はクライアントと直接話をするに留まっていましたが、もっと街や地域に伝えたい事もあり、その話を欲している人もいるのが現状です。デザインにまつわる様々な情報を、公の開けた場所でシェアできる場であり、はんどれいの仕事や作品の発表の場でもあり、人と繋がれる場でもあるとのことです。

そんなたかやさんにとって「仕事とは?」

「アイデンティティ」。落ちこぼれた時期があったり、自分の中で煮え切らない部分があったり、いろんな気持ちをデザインを通して感じているのですが、自分の中では仕事があって家庭があって趣味があっていろんな自分がいる中で、仕事とは自分のアイデンティティそのものだと思っています。家庭があるから自分もいるということに感謝しつつ、自分が表現したいことを、この地域の中で仕事として表していくことをこれからも大事にしていきたいと思います。とのことでした。

ありがとうございました。今回はデザインの中に人と人との繋がり、地域との繋がりを見る事が出来ました。沢山のデザインを通じてこの庄内が明るくなり、色んなことを知り、出会うことによって熱い気持ちが通う、そんなきっかけとなるデザインをはんどれいは生み出し続けていました。今後の活動も楽しみにしております。さとうたかやさんありがとうございました。

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